日本計画行政学会第41回全国大会のご報告
1.日本計画行政学会 第41回全国大会のご報告
多くの方にご参加いただきましたこと、厚くお礼申し上げます。
■日 時:平成30年9月7日(金)~ 9日(日)
■場 所:福岡大学(福岡市城南区七隈8-19-1)
■大会テーマ:環境・経済・社会の統合的向上と計画行政-SDGsを見すえて-
■大会要旨:
人口減少、少子・高齢化の波は、とりわけ地方に厳しく押し寄せています。森林や里山の担い手不足は深刻で、それが社会インフラの老朽化・整備不足と相まって、恵み豊かな環境を生み出してきた国土の管理にも深刻な影響を及ぼすとともに、頻発する自然災害によって物心両面にわたる甚大な被害をさらに増幅させています。2007年9月に福岡で開催された第30回全国大会では、大会テーマ「環境保全の人づくり・地域づくりと計画行政―環境・経済・社会の統合的向上のために―」を掲げて議論を展開したところですが、10年を経た今日、環境保全を担う人材は不足し、地域づくりも困難を極めています。 一方、新興工業国や後発開発途上国を中心とした急速な経済発展や人口増大は、天然資源の枯渇や自然環境の破壊による生態系サービスの供給不全などをもたらすことが懸念されています。従来の経済社会システムに依拠するかぎり、人類社会はさらに厳しい環境上の制約に晒されることになりかねません。加えて、国内外を問わず生じている政治的な混迷は人類社会が立ち向かうべき多くの課題に対する政策決定を先送りしているようです。 2015年、国連において、先進国と開発途上国が互いに取り組むべき国際社会全体の普遍的目標として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、17のゴールと169のターゲットから構成される持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が掲げられました。 第41回全国大会においては、わが国や世界が直面する困難な状況を踏まえ、学会員のみならず、行政や経済界、市民など多方面からの参画を得て、「環境・経済・社会の統合的向上」の実現のため、英知を結集し、さまざまな角度から課題を整理し、議論を深めたいと思います。 多くの方々の参加を期待しています。 |
■大会役員組織体制
大会会長 | 浅野 直人 (福岡大学名誉教授) |
大会顧問 | 内野 順雄 (大分大学名誉教授) |
顧問 | 水谷 守男 (福岡大学名誉教授) |
大会組織委員長 | 深川 博史 (九州大学大学院経済学研究院教授) |
副委員長 | 内山 敏典 (九州産業大学経済学部教授) |
副委員長 | 片山 健介 (長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科准教授) |
池田 康弘 (熊本大学法学部准教授) | |
大会プログラム委員長 | 今泉 博国 (福岡大学経済学部教授) |
副委員長 | 菊地 裕幸 (愛知大学地域政策学部教授) |
副委員長 | 南 博 (北九州市立大学地域戦略研究所教授) |
竹川 克幸 (日本経済大学経済学部教授) | |
後藤 浩士 (保健医療経営大学保健医療経営学部准教授) | |
大会運営委員長 | 五十嵐 寧史(福岡大学経済学部教授) |
副委員長 | 辰己 佳寿子(福岡大学経済学部教授) |
山下 耕治 (福岡大学経済学部准教授) | |
江口 昌伍 (福岡大学経済学部講師) | |
大会事務局長 | 仁部 新一 (九州共立大学経済学部准教授) |
次長 | 佐々木 正廣(日本経済大学経済学部教授) |
次長 | 井田 貴志 (熊本県立大学総合管理学部教授) |
井寺 美穂 (熊本県立大学総合管理学部准教授) | |
黒木 宏一 (九州産業大学経済学部講師) |
■大会参加費用
参 加 費 |
一般会員 |
3,500円(当日受付は4,000円) |
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学生会員 |
1,000円(当日受付は2,000円) |
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非 会 員 |
3,800円(当日受付は4,500円) |
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意見交換会費 |
3,500円(当日受付は4,000円) |
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研究研修会費 |
3,000円(事前受付のみ) |
〇事前払込制度を導入しております。当日受付より割安ですので、ぜひご活用ください。
〇事前払込にあたっては、ニューズレター同封の払込取扱票の通信欄に必要事項をご記入の上、該当する金額を下記の「口座振り込みについて」をお読みいただき、指定口座に払込ください。
〇スムーズな受付のため、可能な限り8月20日(月)までに払込手続きをお願いいたします(払込者情報を学会事務局が把握できるまで払込日から数日かかるため、8月21日以降に払込いただいた場合は、念のため郵便振替払込請求書兼受領書(払込取扱票の右半分))を当日ご持参ください。払込内容が確認できない場合、当日受付を適用させていただく場合があります。
「口座振り込みについて」
〇払込先の郵便振替口座
口座記号番号:00160-4-601314
口座名称(漢字):一般社団法人日本計画行政学会全国大会
口座名称(カナ):シャ)ニホンケイカクギョウセイガッカイゼンコクタイカイ
1.郵便局カウンターの払込取扱票を利用する場合
下記必要事項を必ず明記ください。
〇払込取扱票の通信欄への記入事項
氏名、所属、会員種別、払込内容(例:福大花子、福岡大学、一般会員、参加費・意見交換会費・研究研修会費)
2.インターネットにて振込をする場合
下記必要事項を必ず明記ください。
〇振込者の氏名欄への記入事項
氏名、所属、会員種別、振込内容 (例:九産太郎 九州産業大学 一般会員 参加費 意見交換会費)
なお、振込先口座は上記と同じです。
2.全国大会プログラム
第41回全国大会のプログラムが確定しました。以下のPDFをご覧下さい。
タイムスケジュール
【第1日目】9月7日(金) |
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08:00− |
受付 [A棟地下1階エレベーター前] |
09:00-10:30 |
●研究報告A ●ワークショップA [A棟6階] |
10:30-10:45 |
休憩 |
10:45-12:15 |
●研究報告B ●ワークショップB [A棟6階] |
12:15-13:15 |
昼休み・理事会[文系センター棟15階会議室] |
13:15-14:00 |
●開会式 [A棟地下1階B02教室] |
14:00-14:15 |
休憩 |
14:15-15:00 |
◆特別講演(一般公開プログラム:無料) [A棟地下1階B02教室] 演題:「国際NGO・オイスカ西日本研修センター50年の歩みとSDGs実現へのとりくみ -人々が違いを超えて共存し、自然と調和して生きる世界をめざして-」 講師: 廣瀬 兼明(公益財団法人オイスカ西日本研修センター所長) |
15:00-16:00 |
◆基調講演(一般公開プログラム:無料) [A棟地下1階B02教室] 演題:「環境・経済・社会の統合的向上:SDGsと新国富指標の活用」 講師: 馬奈木 俊介(九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授) |
16:15-17:45 |
◆シンポジウム(一般公開プログラム:無料) [A棟地下1階B02教室] テーマ:「環境・経済・社会の統合的向上と計画行政-SDGsを見すえて-」 パネリスト(予定):秦 康之 (環境省地球環境局総務課長) 野中 正浩 (福岡県環境部副理事・環境保全課長) 中川 正則 (北九州市環境局環境監視部長) 石田 栄治 (トヨタ自動車株式会社環境部 コミュニケーション室長) コーディネーター: 浅野 直人(福岡大学名誉教授) |
17:45- |
移動 |
18:00-19:30 |
●意見交換会 [会場:文系センター棟16階スカイラウンジ] |
【第2日目】9月8日(土) |
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08:30− |
受付 [A棟地下1階エレベーター前] |
09:15-10:45 |
●研究報告C ●ワークショップC [A棟6階] |
10:45-11:00 |
休憩 |
11:00-12:30 |
●研究報告D ●ワークショップD [A棟6階] |
12:30-13:30 |
昼休み |
13:30-15:00 |
●研究報告E ●ワークショップE [A棟6階] |
15:00-15:15 |
休憩 |
15:15-16:45 |
●研究報告F ●ワークショップF [A棟6階] |
16:45-17:00 |
休憩 |
17:00-17:30 |
●全国大会優秀発表賞表彰式 [A棟地下1階B02教室] |
【第3日目】9月9日(日)研究研修会:世界遺産と地域活性化 |
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プログラム内容 |
● 世界遺産:沖ノ島・関連遺産群視察(福岡県宗像市) |
集合・解散 |
● 集合 9:00天神日銀前⇒都市高速・九州自動車道⇒宗像大社10:00 ➀ 宗像大社参拝10:10~ ➁神宝館(沖ノ島の宝物類)見学10:30~ ③ 海の道むなかた館施設展示見学と解説(宗像市郷土文化課職員) 11:20~11:50 ● 宗像大社12:00⇒九州自動車道・都市高速⇒JR博多駅前13:00⇒解散 |
研修研究会費 |
● 3,000円(交通費、入場料) |
定員 |
● 30名(事前申し込みに限ります)。 |
3. インターネット(無線LAN)への接続方法
大会当日、福岡大学では無線LANの接続が可能です。
大会の二日間、福岡大学の無線LANへの接続が可能です。方法としては、1)eduroamを使う場合、2)大会用のアカウントを発行する場合、があります。以下、利用の手順を説明いたします。
- eduroamを使う場合
eduroamは、大学等教育研究機関の間でキャンパス無線LANの相互利用を可能にするものです。eduroam参加機関であれば、所属機関のアカウント名、パスワードを使って福岡大学の無線LANが利用可能になります。参加機関の一覧は以下にあります。
http://www.eduroam.jp/participants/siteinfo.html
利用の際は、無線LANのSSIDとして「eduroam」を選択します。すると、「ユーザ名」(各所属機関が発行するアカウント名@所属機関のeduroamドメイン名)「パスワード」を入力するダイアログとなります。認証が完了すれば接続します。ユーザ名については、各所属機関でご確認ください。
- 大会用のアカウントを発行する場合
受付の際にご利用の意思をお伝えください。接続するためのアカウント名、パスワードをお渡しします。
4.全国大会会場(福岡大学)へのアクセス案内
・会場へのアクセスはこちらをご覧ください → https://www.fukuoka-u.ac.jp/help/map/
・キャンパスマップはこちらをご覧ください
→https://www.fukuoka-u.ac.jp/aboutus/facilities/map.html
5.大会準備委員会からのご案内
■大会要旨集は8月初旬に日本計画行政学会ホームページで公開いたします.
第41回全国大会報告要旨集を掲載しました。以下のPDFをご覧下さい。
■第41回全国大会に関するお問い合わせ先
・福岡大学経済学部 今泉 博国(全国大会プログラム委員長) E-mail: hirokuni@fukuoka-u.ac.jp ・福岡大学経済学部 五十嵐 寧史(全国大会運営委員長) E-mail: yigarash@econ.fukuoka-u.ac.jp ・日本計画行政学会九州支部事務局 仁部 新一(全国大会事務局長) E-mail : japakyushu@yahoo.co.jp |
6.研究報告、ワークショップの公募:
全国大会での研究報告およびワークショップ企画を以下の要領で募集します。みなさま奮ってご応募下さい。
※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
■研究報告の公募
大会テーマである「環境・経済・社会の統合的向上と計画行政-SDGsを見すえて-」にそった研究報告、あるいは、ひろく計画行政に関する研究報告を募集します。報告公募の期間内に,以下の諸事項を明記した研究報告申込書を指定のE-mailアドレスへ送付することでご応募ください。
研究報告申込書はこちら → 研究報告申込書(41回大会)
研究報告公募の期間: 2018年4月2日(月)~5月15日(火)に延長しました。締め切りました。
※応募が採択された後、改めて所定の書式で「論文要旨」を提出して頂きます。この「論文要旨」の提出期限は、2018年6月30日(土)となります。
(1) 論文タイトル(邦文および英文)
(2) 著者名、所属(邦文および英文、著者が複数の場合は発表者を明記)
(3) 報告要旨(300字程度)
(4) 対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-mail
(5) 研究報告申込書送付先 japa@econ.fukuoka-u.ac.jp (第41回全国大会プログラム委員会)
(6) 発表者が下記の優秀発表賞の有資格者である場合には申込時に申告すること。
資格要件:報告応募時点で、発表者が学会員(学生会員を含む)であり、学術研究機関において常勤職(期限無し)に就いたことがなく、過去に同賞を受賞していないこと。また、報告応募時に資格要件を満たすことを申告していること。
※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、上記応募先までご連絡ください。
■ワークショップ企画の公募
大会テーマである「環境・経済・社会の統合的向上と計画行政-SDGsを見すえて-」にそったワークショップ企画案、あるいは、ひろく計画行政に関するワークショップ企画案を募集します。公募の期間内に、以下の諸事項を明記したワークショップ企画申込書を指定のE-mailアドレスへ送付することでご応募ください。
ワークショップ企画申込書はこちら → WSの公募(41回大会)
ワークショップ企画公募の期間: 2018年4月2日(月)~5月15日(火)締め切りました。
※応募が採択された後、改めて所定の書式で「論文要旨」を提出して頂きます。この「論文要旨」の提出期限は、2018年6月30日(土)となります。
(1) 企画テーマ(邦文および英文)
(2) 著者名、所属(邦文および英文、著者が複数の場合は発表者を明記)
(3) 企画要旨(300字程度)
(4) 対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-mail
(5) ワークショップ企画申込書送付先 japa@econ.fukuoka-u.ac.jp (第41回全国大会プログラム委員会)
※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、上記応募先までご連絡ください。
■採否のご連絡ならびに「論文要旨」の提出
研究報告ならびにワークショップ企画の採否については、プログラム委員会での選考を経て決定し、2018年6月5日(予定)までに採否通知を対応責任者にE-mailにて通知します。
採択された研究報告ならびにワークショップ企画については、「論文要旨」の提出を求めます。提出期限までに「論文要旨」が提出されない場合、学会発表を認めないことがあります。なお、「論文要旨」の執筆要領、原稿見本(Wordファイル)などについては採否のご連絡の際にお伝えします。