日本計画行政学会第40回全国大会のご報告
2017年度は「第4次産業革命とソーシャル・キャピタル」をテーマに開催しました。
■開 催 要 領
1.日 時 2017年(平成29年)9月8日(金)~9日(土)
2.開 催 地 青山学院大学(青山キャンパス)
3.大会テーマ 第4次産業革命とソーシャル・キャピタル
(Industry 4.0 and its Impact for Social Capital)
4.大会役員
大会会長 細野助博
大会組織委員長 中村まづる
大会プログラム委員長 稲葉陽二
プログラム副委員長 大守隆、朴堯星
プログラム委員 石田祐、中村匡克
大会運営委員長 西川雅史
大会事務局長 川瀬晃弘
5.大会要旨
第4次産業革命とソーシャル・キャピタル
日本計画行政学会第40回全国大会の共通論題は「第4次産業革命とソーシャル・キャピタル」です。
第4次産業革命はこれまでの産業革命と違い、「筋肉」を「機械」に置き換えるものではなく、「頭脳」を「機械」に置き換える、といわれています。この表現が現実のものとなれば、間違いなく、職場の様相が一変し、雇用形態も大きく変容するはずです。これに先駆けて、教育の内容も変わり、教育機関の在り方も大きく変わらなければならないはずです。当然、街の姿も一変し、人々の生活も大きく変わることになり、それを受けて地方でも中央でも、政府の役割が変化します。この変化は、グローバルなものですから、世界中に普遍的な影響をもたらし、国家間の関係、国際秩序まで変えかねません。
個人の視点からも、「頭脳」を心と解釈すれば、これはまさに人間の本質を問う変化ということになります。人工知能に限ってみても、すでに山のような論考の蓄積があります。そこでは、人工知能が自然人にとって代わる世界が何度となく論じられてきましたが、我々の多くは、それらをフィクションとしてとらえてきました。しかし、IT技術の著しい発展を背景に蓄積されたビッグデータを、深層学習で解析する21世紀の人工知能は、20世紀のそれとは比較にならない可能性と影響力を秘めています。これまでも、多くの識者が人工知能の開発に伴い、自然人、つまり生身の人間である我々の在り方そのものに影響を与えることを指摘しております。ですがどうしても、特定の環境における技術開発の個別の影響への関心が中心となり、社会全体、とくに社会を社会たらしめている人々の間の関係(ソーシャル・キャピタル)への影響などについての吟味は十分でないように思われます。
日本計画行政学会第40回全国大会の共通論題は、人工知能の発展に代表される第4次産業革命の社会的影響を検討し、第4次産業革命を本当に人々の幸福に結びつけるためにはどうすればよいのかを、人と人との関係であるソーシャル・キャピタルの観点を糸口として検討しようとするものです。
【第1日目】9月8日(金) | |
09:00− | 受付(17号館3階エレベータ前) |
09:30-11:00 | ●研究報告A ●ワークショップA |
11:00-11:10 | 休憩 |
11:10-12:10 | ●開会式 ●大会会長挨拶 細野助博(中央大学) ●学会会長挨拶 根本敏則(敬愛大学) ●学会賞授与式 |
12:10-13:10 | 昼食休憩 ※理事会 |
13:10-14:10 | ◆招待講演1(青山学院大学経済学会共催) 坂村健 氏(東洋大学) |
14:10-14:20 | 休憩 |
14:20-16:20 |
◆プレナリーセッション1(青山学院大学経済学会共催) 「第4次産業革命の社会的基盤と社会へのインパクト」 井上智洋 氏(駒澤大学) 大谷紀子 氏(東京都市大学) 中野純司 氏(統計数理研究所) モデレーター:大守隆 氏(社会技術研究開発センター) |
16:20-16:30 | 休憩 |
16:30-18:00 | ●研究報告B ●ワークショップB |
移動 | |
●懇親会(会場:青学会館) | |
【第2日目】9月9日(土) | |
09:30− | 受付開始(17号館3階エレベータ前) |
10:00-12:00 |
◆プレナリーセッション2 (青山学院大学経済学会共催) 「首長が語るローカルガバナンスの真髄」 青山佾 氏(明治大学,東京都元副知事) 清原慶子 氏(三鷹市長) 田中大輔 氏(中野区長) 森雅志 氏(富山市長) ファシリテーター:細野助博(中央大学) |
12:00-13:00 | 昼食休憩 |
13:00-13:40 | ◆招待講演2(青山学院大学経済学会共催) 小池百合子 氏(東京都知事) |
13:40-13:50 | 休憩 |
13:50-15:50 | ●研究報告C ●ワークショップC |
15:50-16:00 | 休憩 |
16:00-17:30 | ●研究報告D ●ワークショップD |
17:40 | ●全国大会優秀発表賞表彰式 ●閉会式 |
費目 |
会員種別 |
事前払込 |
当日受付 |
参加費 |
一般会員 |
5,500円 |
6,000円 |
学生会員 |
1,000円 |
2,000円 |
|
非会員 |
6,000円 |
7,000円 |
|
懇親会費(共通) |
3,500円 |
4,000円 |
〇事前払込制度を導入しております。当日受付より割安ですので、ぜひご活用ください。
〇事前払込にあたっては、ニュースレター同封の払込取扱票の通信欄に必要事項をご記入の上、該当する金額を下記の口座宛に払込ください。
〇スムーズな受付のため、可能な限り8月21日までに払込手続きをお願いいたします(払込者情報を学会事務局が把握できるまで払込日から数日かかるため、8月21日以降に払込いただいた場合は、念のため郵便振替払込請求書兼受領書(払込取扱票の右半分))を当日ご持参ください。払込内容が確認できない場合、当日受付を適用させていただく場合があります。
<郵便局カウンターの払込取扱票を利用する場合>
下記必要事項を必ず明記ください。
〇払込取扱票の通信欄への記入事項
氏名、所属、会員種別、払込内容 (例:新月太郎、三日月大学、一般会員、参加費・懇親会費)
〇払込先の郵便振替口座
口座記号番号:00160-4-601314
口座名称(漢字):一般社団法人日本計画行政学会全国大会
口座名称(カナ):シャ)ニホンケイカクギョウセイガッカイゼンコクタイカイ
<インターネットにて振込をする場合>
下記必要事項を必ず明記ください。
〇振込者の氏名欄への記入事項
氏名、所属、会員種別、振込内容 (例:新月太郎 三日月大学 一般会員 参加費 懇親会費)
なお、振込先口座は上記と同じです。
<注意事項>
〇大学の公費等で払込の場合など、通信欄に個人名を記載できない場合は、払込日と払込者およびその内訳を asashim7 at yahoo.co.jp(担当:西川)までご連絡ください。
8.プログラム
(1)第40回全国大会のプログラム(確定版)が策定されました。以下のPDFをご覧下さい。
・第40回全国大会のプログラム(7/10版) → プログラム(確定版)_0710
(2)第40回全国大会要旨集が改訂されました。以下のPDFをご覧下さい。
・第40回全国大会要旨集(こちらをダウンロードしてください) → 第40回全国大会要旨集 0822
※電子公開は今年度末(平成30年3月末日)までの期間限定です。
※電子公開に伴い、大会当日の大会要旨集の配付はありません。各会場では、発表者が発表資料を準備していることがありますが、数に限りがあります。
第40回全国大会
研究報告・ワークショップ公募のご案内
※ 応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
全国大会での研究報告およびワークショップ企画を以下の要領で募集します。みなさま奮ってご応募下さい。
■研究報告の公募
大会テーマである「第4次産業革命とソーシャル・キャピタル」にそった研究報告、あるいは、ひろく計画行政に関する研究報告を募集します。 報告公募の期間内に,以下の諸事項を明記した報告要旨をPDFファイルで指定のE-Mailアドレスへ送付することでご応募ください。
報告応募用紙はこちら → 第40回報告応募
報告公募の期間: 2017年4月1日(土)~5月14日(日)
※応募が採択された後、改めて「論文要旨」を提出して頂きます。この「論文要旨」の提出期限は、2017年6月30日(金)となります。
(1) 論文タイトル(邦文および英文)
(2) 著者名、所属(邦文および英文。著者が複数の場合は発表者を明記)
(3) 報告要旨(300字程度)
※6月30日締切の「論文要旨」については所定の書式があるのでご注意下さい
(4) 対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-Mail
(5) 報告要旨送付先 jappm2017@gmail.com (全国大会プログラム委員会)
(6) 発表者が下記の優秀発表賞の有資格者である場合には申込時に申告すること。
※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、上記応募先までご連絡ください。
■ワークショップ企画の公募
大会テーマである「第4次産業革命とソーシャル・キャピタル」にそったワークショップ企画案、あるいは、ひろく計画行政に関する研究報告を募集します。 報告公募の期間内に、以下の諸事項を明記した報告要旨をPDFファイルで指定のE-Mailアドレスへ送付することでご応募ください。
報告応募用紙はこちら → 第40回報告応募_WS
報告公募の期間: 2017年4月1日(土)~5月14日(日)
※応募が採択された後、改めて「論文要旨」を提出して頂きます。この「論文要旨」の提出期限は、2017年6月30日(金)となります。
(1) 企画テーマ(邦文および英文)
(2) 著者名、所属(邦文および英文。著者が複数の場合は発表者を明記)
(3) 報告要旨(300字程度)
※6月30日締切の「論文要旨」については所定の書式があるのでご注意下さい
(4) 対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-Mail
(5) 報告要旨送付先 jappm2017@gmail.com (全国大会プログラム委員会)
※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、上記応募先までご連絡ください。
■採択結果のご連絡ならびに要旨原稿の提出
研究報告ならびにワークショップ企画の採択結果については、プログラム委員会での選考を経て決定し、2017年6月4日(予定)までに採否通知を対応責任者にE-Mailにて通知します。
採択された研究報告ならびにワークショップ企画については、「論文要旨」の提出を求めます。提出期限までに「論文要旨」が提出されない場合、学会発表を認めないことがあります。なお、「論文要旨」の執筆要領、原稿見本(Wordファイル)などについては採択結果のご連絡の際にお伝えします。